2社目、ワンオペレーション

退職までの道のり

反応釜が倍増したことや、

業績が好調なことから、

工場をフル稼働しても夜勤なしでは

出荷が間に合わない状況になりつつあった。

丁度私がDCS研修をしている頃から、

火曜日と木曜日に行っていた夜勤が、

週4で行うように変わりつつあり、

私も研修中ながら、1週間連続で夜勤を行うことになった。

 

妻が私の夜勤の週は夜勤に合わせた生活スタイルを取ってくれた。

とても心配だったが、その時はまだ普通の3交代制になるのか

としか私は考えていなかった。

 

品質管理部門に戻った後、私が見た光景は地獄絵図だった。

品質管理の人数が仮に6人居たとして、これまでの状態だと

9:00~18:00:品質管理2人、反応制御1人

15:00~24:00:品質管理2人、反応制御1人

だったのが

 

夜勤のシフトが入ることにより、

9:00~18:00:品質管理1人、反応制御1人

15:00~24:00:品質管理1人、反応制御1人

21:00~ 9:00:品質管理1人、反応制御1人

になってしまう。

 

今までは火曜日と木曜日だけがこの状態だったが、

毎日この状態になることで、品質管理部門の仕事量は

劇的に増加した。

 

そして、そこまで工場が稼働するということは、

製造の仕事量も増え、

元々反応制御にもう一人製造の人が来て、

二人で業務を行わなければならないところが、

梱包や仕込みなどで人を割かれて、

不在となる時間が長くなってしまった。

 

研修が終わったばかりで慣れない状態の中、

夜勤で1人で業務を行うことが増え、

元々不安が大きかった状態が、

更に不安な状態で業務を行わなければ

ならなくなっていた。

 

また、反応制御の方では

・半自動で反応釜4釜+処理剤投入充填などに使用する釜複数を一人で操作

・反応時、4釜の手動弁の開け閉めを行う。

・反応後+処理釜の工程後のサンプリング

・原料受け入れ及び、出荷作業

・排水量の確認と、排水指示

を一人(製造の人がいる時は二人)で行わなければならなくなり、

 

品質管理の方では

・反応釜4釜の工程検査+処理釜での工程検査

・出荷検査前のサンプリングと出荷検査

・顧客サンプルの作成

・試験成績表の発行

・試薬・備品の発注

・原料の受け入れ対応

・使用した器具の洗浄

を一人で行う必要がある。

特に工程検査はひっきりなしで来るようになり、

新製品の移管時は、処理剤の投入量の調整も行わなければならなく、

文字通り休む時間がない状態になった。

 

ご飯を食べている最中にも、

工程検査のサンプルが持ちこまれるため、

ご飯を食べる⇒呼ばれる⇒ご飯を食べるのエンドレス

見たいな状態になることも珍しくなかった。

 

段々と皆消耗して、

時には人を捨てたような修羅の形相になる人もいた。

たまたま、その人はコンビニのスイーツが好きだったので、

『この前、ローソンでチョコフェスやっていたので、

帰りに買って帰るといいかもしれないですね』

なんて話したら、人に戻るようなことがあるような

そんな状況が続いていた。

 

元々前職では、様々なことに対して改善を行っていたが、

この会社では改善提案制度が充実していたので、

・品質管理部門の機器マニュアルの作成

・受け入れ検査のマニュアル化

・試薬、備品発注リスト作成と周知化

・製品毎のデータベース作成

・配管図を用いたマニュアル作成

を行い、業務の普遍化を行うことで、

作業を分散化するように模索した。

 

しかし、日々残業時間が増えていき、

15:00~24:00の日でも深夜まで残ったり、

特に金曜日はその週の予定通りにいかなかったときは

朝の4:30まで残ることも増えてきた。

夜勤の週でも朝の9:00では原料受け入れなどで、

品質管理の人間が誰もいなくなることや

仕事自体が多すぎることから12時近い時間まで

残ることもざらにあった。

 

また、完全に3交代制に移行していなかった為、

15:00~24:00⇒21:00~9:00⇒15:00~24:00

という月が半年で3回もあり、残業も多かったことから

月の3/4がほぼ夜勤に等しい状態になり、

なんのために前職を退職したのかが解らなくなってきていた。

 

体調もだいぶ悪化し、私も妻も体力の限界を迎えようとしていた。

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