2社目、工場へ配属

退職までの道のり

研修が終わり、配属先となる工場へ行くこととなった。

数か月住んでいた仮の住まいも、住んでみると愛着がわくもので、

妻も少し名残が惜しそうに見えた。

 

引っ越しの際、会社からの紹介で賃貸会社を紹介してもらい、

家を探すこととなった。

賃貸会社の方はとても対応が良く、

とても条件が良いマンションに住むことが出来た。

生活に必要な家電を買い始め、

これで本格的に一家の主として、

生活をしていくことになるだろうと、

改めて気を引き締めて仕事に励もうと思った。

 

工場に出社後、工場長と課長から業務内容の説明を受けた。

まず、勤務時間の説明受けたが、

勤務時間が求人票では3体制で

9:00~18:00、12:00~21:00、15:00~24:00

のはずだったが、

9:00~18:00と15:00~24:00

の2交代になっていることが少し気になった。

 

また、毎週火曜日と木曜日は持ち回り制で

21:00~9:00までの夜勤がある。

これについては月2回程度の説明と変わらなかったので

特に問題には感じなかった。

 

この会社での品質管理は、

製造の反応制御も行わなければならないらしく、

コンピュータ制御の半自動(すべて自動ではない)の自動弁を

使用して現場と連携して業務を行わなければならないと

説明を受けたが、元々製造もしたことがあったので、

何とかやれそうだった。

 

まずは品質管理課での研修となったが、

仕事の種類は多岐にわたり、

・原料受け入れ~工程検査、

・工程検査での結果からの処理剤追加量の指示

・出荷検査にユーザーへのサンプル送付対応

・試薬・備品の発注、試験成績表の発行

を1~2人で行わなければならないため、

常に忙しい状態だった。

 

業務の教育役の人は特に決まっておらず、

雑務だけでもかなり忙しいため、

仕事はなかなか教えて貰えず、

雑務(洗い物が本当に多い、廃液捨て、

時間がかかる分析の準備等)を手早く終わらせて、

業務を覚えるよう努力した。

 

ただ、原料受け入れ方法や未経験の分析方法、

試験成績表の発行方法や工場の機器の使用方法は

自主勉強で何とかならないので、

教えてほしいとお願いしたが、

皆忙しいので、教えてはもらえず、

いきなり本番やらなければならないことも多く、

業務に不安を感じることも少なくなかった。

 

何しろ本当に忙しいので、

先輩たちも教えている時間がなく、

『俺も、あんまり教えて貰っていない』が

定型文のように帰ってくる。

しかし、分析値がずれると、工程検査で添加剤などの追加を支持する際、

取り返しのつかない事態になってしまう。

 

滴定でも1滴で合否が分かれるぐらい、

厳しい検査をしているにもかかわらず、

官能検査に近いところがあるため、

本当は分析にかなり気を使う必要があった。

 

ただ、教えてくれないで業務にならないので、

自主的に時間が空いている時に、

先輩方が行ったサンプルを用いて、

手順書があるファイルを勝手に開いて

分析を行い、値がずれていないか、

呈色を先輩に見せて問題ないかを確認するようにもした。

 

何だかんだで最初はかなり苦労したが、

通常より速いペースで仕事に適応出来たようで、

私は反応制御の仕事の研修に行くこととなった。

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