フォーサイトのAFP提案書課題について③

フォーサイトFP2級提案書

前回は、

提案書のご相談内容まで説明しました。

フォーサイトのAFP提案書課題について②

 

今回は、現状把握から進めていきます。


  • 表紙
  • 目次
  • ご挨拶
  • ○○家の現状のご確認
  • ○○家の今後の収入予定と支出予定
  • ご相談内容 
  • 現状分析と問題点の提示 ←今回はここ
  • 問題点改善のための改善案とその効果
  • 対策の実行により期待される効果の分析
  • ご相談内容への対策・ご提案、その他注意点
  • おわりに(〆のあいさつ)
  • 添付資料

ご相談内容までは、

『相談内容をまとめているだけ』でしたが、

ここからは、実際にFPとして、

『相談内容に答えていく』ことになるので、

難易度が急に上がってきます。

 

それでは、説明に入っていきます。

 

現状分析と問題点の提示のポイント

『現状分析』については、

以下の流れで行っていきます。

  • ライフイベント表の作成
  • 住宅ローン関係のまとめ
  • キャッシュフロー表の作成
  • バランスシートによる収支状況報告

 

『問題点の提示』については、

例えば、キャッシュフロー表を作成した際、

  • 貯蓄残高がマイナスになった(家計破綻)
  • ずっと収支がマイナスになる(赤字が続く)
  • 目標とする金額に届かない

といったところに着目して、

『その時のバランスシートを作成』して、

どこに問題があるのかを提示します。

 

 

現状分析と問題点の提示の心構え

AFPの課題は、わざとらしい位に

『家計破綻にまっしぐら』

なるかもしれませんが、

『別にそれはそれで問題ない』

思ってください。

 

ここで『大事なところ』は、

『キャッシュフロー表で赤字』になったり

『家計破綻』などをしたときに、

  • どのタイミングで家計が破たんするのか
  • どうして継続的に収入が減るのか
  • ライフイベントと破綻は関係しているか
  • 教育費やローンは収入に対して妥当か

をなどを分析することです。

逆に、上記のことが解ったら、

後でやる『問題改善のための提案』で、

そうならないための対策を出すようにすれば良いのです。

 

 

ライフイベント表のポイント

『ライフイベント』については、

  • 子供の入学時期
  • マンション購入の時期
  • 車買い替え、海外旅行の時期
  • 子供の結婚祝いなどの時期

等を入れていきます。

 

『金額』については、

  • 今後の収入予定
  • 今後の支出予定
  • マンション購入、援助

を『現在価格』で入れます。

 

 

住宅ローンの設定

『住宅ローンの設定』は、

『相談内容』を元に、

その時出せる頭金を設定して、

残りの残額をローンとします。

 

例えば、

『6000万円のマンションを購入』する場合、

手元に600万円+援助が600万円としたとき

住宅ローンを以下のように組めます。

  • 購入代金  :6,000万円
  • 諸費用   :300万円(購入代金の5%)
  • 購入代金合計:6,300万円
  • 自己資金合計:1,200万円
  • 住宅ローン :5,100万円

諸費用の出し方は色々とありますが、

私は『課題の参考資料を基に5%』としました。

 

次に、金利の設定となりますが、

よっぽど計算に自信があるのでなければ

『フラット35』が計算が楽ですね。

 

これも、『課題の参考資料』にそれぞれの、

架空の銀行の金利設定があるので、

それを参考に決めると良いです。

 

 

団信の見積もり


『団信の見積もり』になりますが、

『住宅金融支援機構』に、

団信のシミュレーションがあるので、

条件を入力して結果を写せばよいです。

 

以下はリンク先です(外部サイトです)

機構団信特約料シミュレーション

 

 

住宅ローン控除


住宅ローン控除は、

『10年間の間、ローン残高の10%が控除』

になりますが、

ここで注意が必要です。

『初年度は控除されず、

2年目に1年目の分と合わせて控除』

になるので、

2年目に初年度分を合わせて控除してくださいね。

 

 

キャッシュフロー表のポイント

次はキャッシュフロー表に入りますが、

すぐにキャッシュフロー表に入る前に、

『設定条件の案内』をしておくとよいですね。

 

 

設定条件の案内について


  • ライフイベントをすべて実現
  • 変動率の説明
  • 援助の有無(ある場合は適用した場合)

について明示しておきます。

 

『変動率』については、

  • 基本変動率(例えば1%)と例外の提示
  • 変動率0のもの(住宅ローン、保険料等)
  • 個別の変動率適用のもの(教育費、運用率等)

について説明できれば良いと思います。

 

 

キャッシュフロー表作成時の注意点


まず初めに、

フォーサイトのテンプレートには、

全く数式が入っていません。

 

そのため、

自分で変動率を掛けて手入力するか、

数式を入れて計算する必要があります。

 

試験後に不満を述べたところでも書きましたが、

FP2級+AFP受験までにかけた時間と感想

 

ROUND関数(四捨五入)やPOWER関数(累乗)を用いて、

『=ROUND(基準年のセル*POWER((1+変動率のセル),経過年数のセル),0)』

 

みたいな感じで、

数式立てると良いですね。

 

 

『キャッシュフロー表を作成後』は、

年間収支と貯蓄金額額を見ていきます。

  • 年間収支が継続的にマイナス
  • 突発的なライフイベントで大幅マイナス

みたいな場所を見ながら、

  • 年間貯蓄が極端に少ない(家計に余裕がない)
  • 年間貯蓄がマイナスになった(家計破綻)

を見つけて、そこを問題点にあげていきます。

 

ちなみに、『その原因になると思われる時点』での、

『キャッシュフロー表の収入と支出の項目』から、

バランスシートが作れますので、

それを元に問題点の提示を行います。

 

 

例えば私の場合(現状~問題点)

問題点の提示の説明をするにあたって、

参考例で、

私の例を少し上げさせてもらいます。

 

当時の内容については、

AFP課題作成(家計破綻編)

AFP提案書作成(改善編)

にありますので、

興味があったら見てください。

 


今回は、説明用に

『同じようなグラフ』を作って

解析をしてみますね。

 

『将来収入・将来支出の条件』

  • 2018年から4年間、奥様が産休+時短出勤
  • 2034年から息子さんが高校に入学

といった条件があったとします。

 

『2018年からずっと年間収支がマイナス』なため、

『2018年時点でのバランスシートを作成して、

基準年時のバランスシートと比較』すると、

『奥様の給与所得が半分になっている』ことが解りました。

『原因』として、

『子供を産んだ後4年間は時短勤務』が原因と判明しました

 

また、

『2034年から継続的に年間収支がマイナス』なので、

『2034年時点でのバランスシートを作成して、

基準年次のバランスシートと比較』すると、

『原因』として

『子供の高校入学後の教育費に収入が追いついていない』

ことが判明しました。

 

もちろん『老後資金も賄えてません』

 

この結果から、

キャッシュフロー表で判明した問題点は、

  • 産休後4年間は妻の年収が半減
  • 子供が高校入学後の教育費増大

による『家計破綻』、

『老後資金の用意が出来ない』

になりますね。

 

そのため、『問題点の提示』

  • 産休・時短勤務時のバランスシート
  • ライフイベント時の出費
  • お子様が高校、大学入学後のバランスシート
  • 目標老後資金との差異

を上げて、説明をすることにしました。

 

※あくまで、今回は参考例です。

 

問題点提示のポイント

このように、

『キャッシュフロー表』で、

  • 年間収支が継続的にマイナス
  • 家計が破たんする

『原因』を探して、

それを『バランスシートで説明』するのが、

問題点の提示では重要です。

 

『原因』については、

『今後の支出・収入予定の中にある』ので、

『今後の支出予定、収入予定』

『ライフイベント表』

しっかりと書いていれば、

見えてきます。

 

どうしても見つからない場合は、

『生活費や住居費が異常に高くないか』

考える必要がありますが、

それは『最終手段』で考えましょう。

 

『原因発生時のバランスシート作成』自体は

『キャッシュフロー表に収入と支出の項目がある』ので、

それを元に作れば案外簡単にできます。

 

出来れば、具体的に

『現状よりも○○万円マイナスになります』。

を書けると良いですね。

 

この問題点の提示を元に、

『分析結果』を書きます。

内容的には

  • ○○という原因があることが解りました。
  • 貯蓄残高がマイナスの場合は家計破綻を意味する
  • 将来的な目標の達成が出来てない。
  • 相談者が優先する内容を維持する
  • その上で改善策を打ち出す。

といった形で書ければよいです。

 

これを元に、

『問題点の改善案とその効果』

作成していきます。

 

 

ここら辺で詰まる人が、

かなり出てくるのではないかと思いますが、

ここまでしっかりと提案書を作ってきたならば、

順序だってやれば、

確実に問題点を抽出できるので、

頑張ってくださいね。

 


今回の説明はここまでです。

ご精読ありがとうございました。

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