AFP課題の作成から1週間ほどで、
なんとか作成が終わったので提出してきました。
とりあえず、課題を作成している間にいろいろと
思ったことを書きたいと思います。
余裕がある暮らしが一転、地獄へ
(内容はぼかしてあります)
1、収入状況など
- 旦那と奥さん合わせて年収700万越え(可処分所得600万程度)
- 4000万程度のマンションの頭金2割は用意できる
- 年間100万ほどは貯金できている
2、支出など
- 家賃13万/月の賃貸住まい
- 生活費(家賃除く)20~30万/月
- 子供産まれたらマンション買って4年間は時短勤務したい
- 子供を私立高校や私立大学に入れたい
- そこそこ良い車や海外旅行へ行きたい
といった形で、
世間では中流家庭と言われるくらいで、
生活には結構余裕がありそうな感じでしたが、
希望通りにキャッシュフロー表を作ってみると、
マンション購入後たった4年で家計破綻
…住宅ローンの設定など、
何か手順を間違ったのかと思って、
一日悩んだけれど、どうあがいてもダメだったので、
このまま進めることにしました。
マンション購入後の産休の罠
世間では働き方改革だの、
女性が働きやすい社会だの言われていますが、
お金の世界は非情です。
奥様が産休や時短勤務で収入が半減するということは、
その間の収入が100万以上下がります。
さらに、保育園に子供預けて働くということは、
収入が下がった状況で保育園料もかかる。
理論値は月当たり3万強だけど、
実際は延長すると、
とんでもないことになります。
(今回はそこを考えるときりがないので、割愛しました)
ちなみに私が1社目で働いているときに、
御用組合の幹部をしていたのですが、
(その時のエピソード:一社目、品質管理)
パートさんとかは、
下手すると残業代よりも
延長保育の費用が高いなんて、
本末転倒になる場合もあるみたいです。
購入するマンションの維持費が高い
さて、これだけでもかなりやばい状態ですが、
この家族にはさらなる受難が降りかかります。
- 住宅ローンは月当たり13万円/月(ほぼ家賃と同じ)
- マンションの維持費(修繕積立や固定資産税等)が5万円/月
そう、住宅ローンだけを見れば、
家賃と同じぐらいなので何とかやっていけると思うのですが、
マンションには維持費がかかります。
住宅ローン自体は家賃と相殺はできるのですが、
維持費の分は相殺できず、丸々負担となってしまいます。
車の買い替えと海外旅行の負担がきつい
さらにこの状態でマンション購入後の数年後に
車の買い替えと海外旅行が待っています。
もうね…ここまでで、
かなりうんざりしていたところで、
この負担…思わず私は、
馬鹿じゃないの!
と突っ込んでしまいましたが、
そこはFP見習い、
ここでキレている場合ではありません。
将来、子供が私立高校と大学へ行くと家計が破端
ちなみにこの後は定年までずっと貯蓄残高はマイナスで、
実質GAME OVERなのですが、
余談で、奥様がフルタイムで復帰できれば、
収支自体は緩やかにプラスになっていきます。
でも、子供が私立高校に上がったところで、
教育費が急増して赤字に転落、
また借金が増えていきます。
もちろん私立大学へ上がっても、
赤字は継続的に進みます。
さて、家計的にも余裕があったはずの
共働き夫婦でしたが、
もともとは年間100万円ほどの貯蓄の余裕
でも、今は…
- 子供が生まれた直後にマンション購入
- 産休後4年間は時短勤務で妻の収入半減(-100万円/年)
- 保育園料が新たに発生(36万円/年)
- マンションの維持費が発生(60万円/年)
- 車や海外旅行の費用がかかる
- 子供が私立高校や大学へ(約100万/年)
そりゃあ・・・奥さんが時短の時点で、
貯蓄できなくなって、
さらに色々と費用が増えれば、
家計も破綻しますよね。
マンション手放しまっしぐらのコースです。
よくよく考えてみれば、
頭金20%用意できているし、
ローンも簡単に通るだろうから、
マンション買って1~2年までは事態の深刻さには
気づかないんだろうけれど、
3年目あたりでヤバいと気づいて、
4年目にはどうにもならなくなって消費者金融行き、
最期にはマンション手放して、
ローンだけが残るという、
どこかの雑誌サイトで見たような
転落人生の例みたいですね。
実際にこうやってシミュレーションしてみれば、
必然的に、家計の破たんまでの道筋と原因がわかりますが、
案外、イメージだけで行くと、
同じような感じで生活して破綻してしまうっていう人も、
いるのかもしれないなと思って、
この勉強をすることに意義を感じてきましたね。
とりあえず、破綻編はここまで、
立て直しに入ります。
後編(AFP提案書作成(改善編))に続きます。
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