思い出の日本酒

1社目の営業の時、

毎月末に納会があって、

その時に下っ端の私は買い出しへ

よく行っていた。

上司から、本部長が宮城出身だから、

日本酒の浦霞と一ノ蔵を買ってくるようにと言われ、

上司が勧めるがままに、

プラカップ一杯に注がれた日本酒を

口に含んだところ、

とても美味しくてびっくりした。

今まで飲んでいたお神酒は、

紙パックであまり美味しくなかったので、

日本酒はあまりおいしくないと思っていたが、

これほど美味しいのかとびっくりして、

おかわりをねだったら、

本部長がニコニコしながら、

君は本当に美味しそうに飲むねと、

コップ一杯に注いでくれたのが、

とても印象的だった。

結局、飲みすぎてしまい、

次の日は地獄だったけれど、

それ以来、私は日本酒が好きになった。

お酒好きだと周知されたせいか、

お酒を進められることが増えたが、

営業なのに会話が苦手だった私にとって、

それはありがたく、

そして、たまたま味の評価が適切だったので、

それを足掛かりに、話を広げることができた。

いろいろとあったけれど、

過去のこういった良い思い出は良いもので、

つらいことがあったり、

昔を懐かしむことがある時は、

浦霞と一ノ蔵を飲むことがある。

今は舌が肥えて、

ほかにも美味しい日本酒を

飲むことがあるが、

そういう気分のときは、

この宮城の酒がとても美味しく感じられ、

昔頑張った時の気持ちを思い起こさせてくれて、

明日への活力をわかせてくれるのだ。

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